競馬は想像力と自己管理が勝ちに結びつく世界

誰でも目にできる公然情報を元に、人と違うやり方を考えるには想像力が要る。株式投資の世界でも、想像力や発想力に乏しい人は、いくら経済や株を勉強しても実りは少ない。結局は想像力が明暗を分ける。では想像力を喚起するにはどうすればいいのか。これと思ったデータは、ノートに手書きで書き込むことだ。

今は昔と違い、データはパソコンに入力して分析したほうが早い。データ自体もインターネットなどから取ってきて自動的に入力したほうが手っ取り早いそれでもいまだにあえて手書きで記録を取っているのは、肉体を使わないと、流れやレベル感がわかりにくいからだ。手軽にパソコンで結果だけを分析してしまうとプロセスが見えない。

レベル感も、手を使い数字を書き込むことによって感じ取れる。そして、実感したその週のレベル感やプロセスを振り返りながら、翌週のシナリオを考える。そして何冊も溜まったノートは宝物になる。デジタル処理では得られない情報がある。それ相応の成果を得たければ、手間を惜しんではいけない。リスク·コントロールに対する考え方はとりあえず55 %の確率で勝てば良しとするところ。

最初から連戦連勝で毎日、プラスを続けようなんて思っても、不可能だし、それでは途中で意欲がなくなるので、プラスになる日を増やすという視点ではなく、あとの45 %のロスの金額をどう制御するかに重きを置いている。マイナスの日の損失額を減らして制御していけば、一週間単位の勝率は65 %ぐらいまで高められる。週ごとの勝率がアップすると、月間の勝率は75 %になり、月間の成績が上がれば、年間では勝率は85 %になる。マイナスの日をなるべく減らすという考え方のほうが、プレッシャーもかからない。

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