投資競馬（単走と併せ馬）

■併せ馬をする意図

主に3つの目的がある。まずは、①太めを解消すること。同じ追い方でも他馬と競わせると自然に時計が速くなる。だから単走より強い調教になり、運動量が増して、効率よく馬体をしぼることができる。また、②闘争心をかきたてる意図もある。レースで成績を上げるためには、他馬に負けまいとする勝負魂が必要だ。特にレース経験が浅い若駒や、長期休養でレースから遠ざかっていた馬、あるいはおっとりして反応の鈍い性格の馬などに要求される。

そこで他馬と並んで走らせて、頭ひとつでも先着しようとする気持ちを引き出そうとする。さらに、③恐怖心を取り除くという意味もある。サラブレッドはもともと臆病なだけに、緊張状態で疾走する馬群に恐怖心を抱く馬もいる。レース中に他馬を怖がっていては勝負にならない。そこで他馬と併走させ、競ることに慣れさせて恐怖心を除こうというわけ。ときには、3頭併せや4頭併せで、他馬にはさんで走らせ、精神力を養おうとすることもある。

■外に併せて先着するのが理想

内より外に併せる方がコーナーで大回りをしなければならない分、余計に走ることになる。それで先着するのはより能力が高いということだから、外に併せて先着するのが好ましい。それも軽い追い方で先着していれば、なおのこと頼もしい。

■単走の場合

併せ馬をすると必要以上に気持ちを高ぶらせたり、速く走り過ぎたりしてしまう場合には単走の方がいい。レース間隔がつまっていて目一杯の調教を必要としないときにも単走になる。

投資競馬で副収入！
http://ift.tt/2wD9ENO